ADHDの日課

19歳〜。苦手な日課です。ADHD(手帳は二級) 名前欅 流了リ(けやき

精神科入院 (小児思春期精神科にて)

1月21日 入院初日 今日

寝ながら空を見ていた。青い青い空がいつ見てもあった。寝ながら空を見ていた。

白い白い雲がいつ見てもあった。

わたしの心には「退屈」にしかうつらなかった。

寝ながらでないと、空を見られなかった。上を向いてもただ真っ白い天井とカメラがあるだけだった。だから寝ていた。1日中寝ていた。やるべきことが分からなかったから寝ていた。白い部屋の丸見えのトイレと固い二重扉に背を向けてわたしは眠った。

急に涙が出てきた。空を退屈だという自分のせいで、辛くなったのだった。求めることしか出来ない貧しさに、辛くなったのだった。

わたしは自分の存在を確かめたくて泣いた。結局わたしは、ひとりぼっちだった。

今、わたしはひとりぼっち。自分がありのままにくっきりと見え、それが悲しくて仕方がなかった。たまらなく哀れだった。悲しくてまた泣いた。

空は真っ暗になっていた。

段ボールの上のカレーライスが、わたしを無心にながめていた。



2月17日

褒められたら嬉しい。認められると、本当の幸せが一瞬で訪れるから。だけど褒め

られるのは難しい。何をやったら褒められるのかなんて、自分では全然分からないから。



3月1日

人に親切されるのはいい。人に怒られるのはいい。泣かれるのはいい。喜ばれるの

もいい。悲しまれるのもいい。悩まれるのもいい。でも人に甘えられるのだけはだ

いっきらいだ。



3月2日
わたし、楽器をやっている人がいいの。
わたし、夢をもってる人がいいの。
わたし、自分のことである程度精一杯の人がいいの。
わたし、細かいことをとやかく言わない人がいいの。
わたし、あんまりあなたのこと好きじゃないの。
思い出が欲しかったのと、暇つぶしがしたかっただけで、あなたが思うような本気なんかじゃなかった。
最近わたし忙しくなってきたから、もう終わりがいい。終わりにしたくて久しぶりに自分から連絡をしたの。それなのにそんなに嬉しそうにしないでよ。嘘だから。全部作り物だからさようなら。思い出を作ろうと思っていたのに、あなたと出会ってから変な罪悪感に囲まれてしまった。わたしにはじめて愛を感じさせた人は確実にあなたでした。わたしまだあなたのまっすぐさにびっくりしている。最後まであなたは変わらなかった、最後までわたしは嘘をついていた。嘘をつかないと、思い出も暇つぶしも出来ないと思って怖かったから。


※精神科に入院していたときに書いていたメモの一部。

欅流リ