ADHDの日課

19歳〜。苦手な日課です。ADHD(手帳は二級) 名前欅 流了リ(けやき

『感想』反抗の理由を終えて。

 4月22日、7月出版の処女作「反抗の理由〜14歳だし、AD/HDだし、わたし情緒不安定。〜」の編集作業が終わった。
その日は、担当の編集者さんと二人で椅子を横に並べ、わたしは煙草を吸いながら、編集さんは吸うくせに、「編集者がココ(文芸社の本社)で煙草を吸うのはあまりよろしくないですから」みたいなことを言って、吸っていなかった。
 いつものように2人で、最後の編集作業をした。早めの時間からはじめて、お昼ご飯もはさんで、色々な話をした。
 原稿を見ながら編集さんが「軽く尾崎っぽいですよね」と笑いながら言ったので、二人で大笑いしながら
「好きなアーティストで尾崎っていうとなんとなく恥ずかしいのはなんでだろうね。」
とか、そこから
「なぜか言うのが恥ずかしい好きな著名人No.1は誰か」
という話を結構真面目に話し合った。
 時々youtube尾崎豊で泣くのにね笑・・・っていうか尾崎っぽいって何か微妙な心境っていうか、褒める言葉じゃないよねとかって、ずっと笑っていたような気がする。(※尾崎豊さんを馬鹿にしているとか、ファンの方を侮辱するような意味ではありません)
 ずっと笑っていたけれど、終始頭のなかに「これで終わりなんだなぁ」という寂しい気持ちがあった。外は快晴。担当の編集者さんは本当にわたしの気持ちを汲んで、なおかつ意見も言ってくださって、本当に「この方が編集さんで良かった・・・」と思わせてくれた。大人しくみえるのに発想や行動が自由で大胆で、それが言葉になる時があって、そういう時が一番好きで、何回も笑いながら質問攻めにした。
 最後、編集作業が終わって、これでもう原稿を直すことも出来なくなった時、少しずつ喪失感が湧いてきた。だけど、終わって文芸社の本社のドアを出て、「ありがとうございました〜」と言うまで、ずっと笑っていて、寧ろ最後の感じなんか一切なくって、それでも会社を出てからすぐに、一筋だけ涙が出た。本気で泣いてしまうと収集がつかなくなると思ったから、ボーっと電車にのったら、反対方向の電車だった。
それに気づいても、まぁいいや・・・とそのまま終点まで乗り続けた。そういえば、当初は7月出版ではなく、2月までにという予定だったこととか、こんなに刊行が延びたのは、頑張って書いたとかではなくて、打ち合わせをサボったりして5ヶ月ものびたんだよなぁ・・・とか、そんなことを考えていた。
しかも、13歳と14歳のメモを元にしているから、編集作業なんて鳥肌が立って仕方が無かった。なんせ偉そうに人はこう生きるべきだとか、毎日同じようなことが書いてあって、俗にいう中2病の典型だよねとか思った。
そんなものを書籍化して出すなんて公開処刑でしかないよねって、編集さんに言うと、確かに恥ずかしいですよね〜って笑っていた。その日まっすぐ家にたどり着くことが出来なくて、携帯の充電も切れてしまって、ここがどこかも分からなくて、快晴だったのに雨が降り出した。
近くの漫画喫茶に入った。ここからはソコで書いたメモ。

「4月22日」
今日で反抗の理由の原稿が全て完成してしまいました。
沢山、許せない所を残したまま、おわってしまいました。
7月に発売されます。
もうこの原稿と過ごすことの出来ないこと、
編集の○○さんと会えないこと、
心にぽっかり穴があいたようで、
明日はもう、反抗の理由の原稿のことは
考えても何も内容が変わらない

寂しいです、おわってしまった。

家までたどり着けなくて、ぼーっと漫画喫茶にいます。

本当に、本当に今日で、
もう反抗の理由にペンを入れることができなくなった。
二作目を書こうと思うけれど、こんなに喪失感があるとは
思わなかった。
こんなにわたしの心の中に、反抗の理由という処女作が、沢山の範囲あったことに今きづいた


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(メモ終)


最後泣きながらだったので文章が変になっているけど、そのまま書き写しました・・・笑

確かに反抗の理由は13歳からのメモが元になっているから、13歳のときから考えると、9年間くらいわたしだけが感じる心の支えのようなものだったかもしれない。
それを書籍化するにあたって、かなりの量を削り、メモとして書いていた為、断片のようなものの固まりや単語、また最後まで書かれていなかったり、最悪読めなかったりすることも多く、恥ずかしい内容は諦めるとして、どうやって繋げたらいいのか悩んだ。(結果、今から書き足すことは出来るだけやめようということで、諦める結果になった。)
 何回「全部書き直したいよ・・・」と担当の編集さんに言ったか数えたらよかった。
膨大なメモの大半は、思春期特有(?)の恥ずかしくておこがましい言葉が堂々巡りしているだけのようで、それでもその当時のものを出来るだけそのままということで、そのままになった。
言い回しも、内容も、全部、顔が赤くなるようなことだらけだった。
堂々巡りしている所も、普通なら削るけれど、これが思春期でリアルな感じがあるということで、ページ数の関係で少なくするくらいだった。
 だから、もし本を読んだ時、「これ数ページ前にも同じようなこと書いてあったな・・」と思ったら、実際はその10倍くらい堂々巡りしていたと思ってください、すみません・・。

 表紙は実際にメモ書きとして使っていたクロッキー帳の一部を切り取り、ハシゴから散蒔いて、自分で撮影した。タイトルの文字も自分の文字を使っていただいた。印刷方法などのアイデアも出来るだけ伝えた。
「反抗の理由」で唯一自信があるところは、表紙のデザインだ。

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※手にとったら帯をめくってみてね♡笑

しかし、内容は大切だ・・・。(当たり前 笑)
どうしても自信がなくなった時、担当の編集さんが言ってくれた言葉だけれど、

ADHDの当事者が13歳から毎日メモ書きをし、加えてそれが残っていることに価値がある」

というのを信じてみようと思っている・・・。
言われてからすぐ、
「確かに発達障害でもアスペルガーの当事者さんが書いた本は見た事があるけどADHDはないなぁ・・・」
と返したが、その後瞬時に、

「ないってことは、それって需要がないから、ないんじゃないの?」


と聞いた。すると、
「その可能性も考えたんですけどね、」
と言われ、え〜〜〜・・・!と、
・・・もうやめよう?
くらいの気持ちになったがその後、
「当事者が13歳から毎日メモを書くことしかしていない、という環境だったことも珍しいし、それが残っているということもすごいことだ」
と言ってくださったので、
「そうだよね〜!」
と、わたしはすごく単純に安心した。わたしは担当の編集さんの、「その可能性も考えたんですけどね」というような所が大のお気に入りで(笑)、信頼が出来て、心から「担当さんがこの方で良かった・・・」と思っていた。

わたしは本当に、単純な人間だ。

あ、それからわたしは今、二冊目の原稿を書いています。
反抗の理由は13歳、14歳の時のメモだけれど、二冊目は一から「21歳の欅流リ」として、書きたいと思っています。


『反抗の理由 〜14歳だし、AD/HDだし、わたし情緒不安定。〜』をよろしくお願いいたします。7月の中頃、書店やネットで購入出来ます。

書籍化にあたり担当の編集さん、家族(特に母)、学校の先生、カウンセラーのおーこさんなど、本当にありがとうございました。
そして、13歳の時のわたしに書くことを教えてくれた言語学者の先生や、あの時の生意気でいつも苛々していたわたしと関わってくれた全ての人と環境と出来事に感謝をします。

(もっと沢山あるのに)書ききれないですね・・・。




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簡単ですが、報告終了です。

欅流リ



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