ADHDの日課

19歳〜。苦手な日課です。ADHD(手帳は二級) 名前欅 流了リ(けやき

わたしらしい不愉快。

少しでも幸せを感じると、それを思いきり壊したくなる。


自分に傷をつけてみたって、全然不幸せになんてなれないし、
人を傷つけてみたって、何も伝わらないし。

だからといって、
命あるものを殺してみたって仕方がないようで、


新鮮なお野菜を鍋に入れて
焦げるまで炒めたり、
観葉植物にワザと水をあげなかったりしても、ただ涙が出てくるだけだった。


わたしは幸せを全力で追いかけるのに幸せを実感すると、
途端に生き方が分からなくなるのだ。

幸せな未来がないと喚く割りに、
幸せな未来を想像出来てしまうと、
どう生きていたらいいか分からないことに気がつくのだ。




ケータイは、幸せを自分の手で壊そうとした瞬間にわたしを呼ぶ。

わたしの秘密の過去を
わたしの汚い過去を
わたしの恥ずべき過去を
わたしの消したい過去を、
褒めたようなメールで。

わたしの過去へ、感想文が届く。

わたしは番号をとっくに消しているから、誰なのかさえわからない。

あの時間を、わたしの記憶にもない人が知っているだなんて。

そして今更褒めるだなんて。
しかも直接に。

ちっとも嬉しくなんかない、見当はずれの感想文。

その人にとってのわたしとは所詮軽々しいのだ。
わたしを知る必要も、知られる必要もなかった、そんな間柄だった人。

今更興味を持って、わたしの過去を、無理矢理に押し付けてくるなんて。


なんだかすれ違う男と女みたいだと思う。

好きな気持ちに疲れて 諦めて、無関心になった頃に
「好きだよ」とか、言われるみたいな
みんな経験しているような一幕。

「遅いよ」って、思うけど、
それは自分の男の扱いの下手さが露骨に見える瞬間で、
なんだか

わたしが悪いじゃん、、

って、もやもやして終わる。




やっと少しだけ不幸せになれた気がした。

わたしらしい不愉快。

今夜は安心して眠れる気がする。

素直に観葉植物へ
「ごめんね」
と水をあげられる気がする。

将来へのうっすらとした絶望感と一緒に、笑える気がした、まだ早い夜のお話し。

欅流リ

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