ADHDの日課

19歳〜。苦手な日課です。ADHD(手帳は二級) 名前欅 流了リ(けやき

彼は。

彼は今日、
「「一つタイヘンなお仕事を終わらせてきたんだ。」」
っていう。

わたしは、
「「可愛い格好をして、あったかいお茶を出して、高音のなるたけ可愛らしい声で、「おつかれさま」とキスすることが、わたしを魅力的に見せるって知ってるんだ」」
っていわない。

タイヘンなお仕事への共感や理解の為の話し合いなどは、
恋愛中の男女にとっては悪影響になるだけであって、
台詞は一言、「おつかれさま」。
そして、共感と理解のあるポーズが一番の良薬だなんて、
絵に描いた恋愛なんて全てが上辺だ。

「あなたのことを本当に理解して、その苦しみに共感するなんて、不可能だよね。」
そんな、絶望を感じさせる言葉言わない。

女は、当たり前のことに絶望を感じることが沢山あることを知っている。

「人の苦しみは個性的なものである」といった持論を展開させたって、
その言葉には一番大切なテクニックがない。
たとえの話、理解より、そのフリの技術の方が確実に、
男の心を満足させる。

自分の技術で男が喜んだとき、女は安堵しながら迷う。
女は、本当の理解や、本当の共感を、共有することを求めている。
男の喜ばない話し合いや、男が面倒くさがるようなことを、長々とすることが愛に繋がると信じている。

けれど女は、好きな男の前で、どんなものより単純になる。
そして、どんなに複雑で綿密な計算を練ることが出来ても、
女は、好きな人に好きになってもらいたいと、不必要な「翻弄」をされる。

日を追うごとに消えていくわたしの純粋さと若さが憎くて泣いていることを
あなたはきっと知らないでしょう。

そして日々取り残されて行くような寂しさから抜け出せなくなっていることも。

彼の生活習慣に安心していられたならいいけれど、
女は社会生活とは別に隔離された「彼」という人間に、追いつかなければならない。
だからといって、追いかけられる女に、なりたいのでもない。

女は、本物を求めている。
偽物からはじまったとしても、それが本物になる幸せを求めている。
妥協のない本物を。

「毎日新しい情報をテレビで見ているくせに・・
記憶力が自慢のくせに毎日のようにわたしに、好きだといえるの?」

そんなことを言ったら嫌われることを知っている女は、察することに力を入れ、
それで不安を消そうとする。
男はそんな台詞を言わない女がいいだなんて言うけれど、
それはどちらの種類の女でも、変わりなんかないのに。

わたしに「好きだ」と言うのに飽きたら、毎日のように体を触るのでしょうか。
そして、美しいプレイに走るのでしょうか。

翻弄されている女は、いくらだってつき合い続けるでしょう。

それにも飽きたら次に、あなたは何をする。
女は敏感だ。
男が「わたしの面倒くささの為に」、どんな風に考えて一緒にいるのかということに。

あなたの終わりが増えるほど、わたしの終わりは近づく。
女は不安に駆られ、そして諦めもついた頃、
「彼が最後に求めてくれるものは何だろう」と、
哀しいことを考えはじめるでしょうか。

最初から最後まで、感情全てを翻弄されて、
敏感に感じ取った一抹の哀しさまで諦めて、
そこに収まろうとする。

けれど「あなた」はそれを感じて、「わたし」を捨てていくのですね。

日を追うごとに自分が消えていく後悔と恐怖に泣いていることを
あなたは知らないでしょう。

あなたとの最後は何になるでしょうか。
それはきっと、今までで一番退屈で苦しいものになるでしょう。
楽しいことはやり尽くしました。

あなたの満足のいくように。
わたしも女を突き通すことが出来ました。

哲学でしょうか。
学問でしょうか。
義務でしょうか。
情でしょうか。
歳でしょうか。

非人間性は、人間的な活動が作り出した。
その、非人間性が、残るのかもしれない。

そしてその頃にはお互い気づいているでしょう。
その非人間性は、日常だということを。

女が憎しみながら求めた愛でも、
男が女の技術に満足することでもなかったと。

やっとのことで見つけたその的は、
あなたにとって苦しみでしかないでしょう。

それは向き合ったとしても解決することはありません。

一生、「幸せ」になど変わりません。

女ははじめて幸せになりました。
あなたとはじめて同じ光景を見たからです。

あなたは、この技術のない現実から逃げますか。
でもこれは女が求めた愛です。

一生向き合えないことから逃げることは罪ではないと、女は散々感じてきました。
女は、男の偶像であり続けました。

だから男がそうでなくても
許してあげます。

だって、私たちの存在も心も永遠ではないのだから。

欅流リ

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