ADHDの日課

19歳〜。苦手な日課です。ADHD(手帳は二級) 名前欅 流了リ(けやき

混沌と鮮明のどちらでもない。

自分が愛されること、それは混沌。
懸命に愛すること、それは鮮明。

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彼が行きたいといった喫茶店に入った。

彼がタバコを吸いに行くのを
わたしも!と小走りで追う。

彼は今、さっき買い物をした本の内容に夢中だ。
まだ開いてさえいないのに、もう本の内容を話している。

「すごいね。題名で内容が予測出来ない本って、内容を読んでもきちんと理解出来ないもんね。」

だなんて、最もらしいことを言いながらわたしは、
タバコの煙が交差しないかと、
彼が
ふうーーー・・
と、はいた煙に煙を当てている。

「どんな職業がかっこいいかなぁ
俺はモテんからなぁ」

次に彼は、そんなことを話しはじめる。

わたしは、静かに気持ちを強くする。

彼は、わたしのこんな気持ちに一生気づくことができないだろう。

愛情の勝手な自己表現は、とてつもなく伝わりにくい。
自分の気持ちの確認は苦手分野だ。

楽になるには、彼に素直になってしまうことだ。
わたしのことを、話してしまうことだ。

しかし私にとって、それは譲歩だ。

彼はわたしの譲歩を理解も否定もしないだろう。

ただ、それは愛情の確認を彼に託すことだ。

勝手な愛情表現は伝わることもなく、彼の前では笑われるだけだ。

嫉妬するわたしの行動は、好きな人の前で、大して好きでもない、「いちごミルク」を注文するのと同じくらい報われない行為だ。
思い返せば、私はしょっちゅうやっている。

もどかしくなったわたしは、
「「もういっその事、魔法使いになれないかなぁ、、、」」
と言おうとしている。

そんなことを言ったらまた笑われそうで、もちろん言えなかった。

彼が「ねぇ今日さ、晩飯つくってよ」と言う。
わたしに比べて彼は、なんてテンポよく話すのだろう。
私は軽く頷きながら、
「作るから、今はわたしの思い通りになってよ」
という気持ちを、必死に食い止めることしか出来ずにいた。

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欅流リ